よばれると立場を考えずほいほいついて行ってしまう物で、またも「第1回新たな多数派をめざす上野村シンポジウム」なるイベントに参加させていただきました。
行きの車内では山道でくねくねだし、後ろからあおられるし、しかもダム横で高さがあって怖いしと思いながら走って、なんかこんな思いをしてまで行くことはないのではないだろうか、でもここまで来てしまうと帰るに帰れないしなどとちょっとネガティブになりながらもやってきたのですが、大きな間違いだったと思い知らされました。
みえだは観客のつもりでいったのですが、まさか話をしなければいけない立場になるとは。周りは偉い人ばかりだったのに恐縮です。そもそも不慣れなのでちゃんと自分の言いたいことが伝わっているかも不安です。
しかし大変有意義なシンポジウムでした。普段みえだは口ばかりで対したことはしていませんが、他の皆さんは実際に活動している方ばかりですから、やはり発言の重さが違う。そして何より(皆さん初対面で打ち合わせもしていないにもかかわらず)表現方法が違うだけで必然として本質的な考え方は同じなのだと実感しました。ある意味ではこうやって日本をよくしたいと思う人は少数派であり、端から見れば「へんな人」の集まりであるこの集団を通じて、社会が「幸せ」を再認識できたらと願うばかりです。
なにより村民を挙げての歓迎をしてくださり「おもてなしの心」がすばらしかった。村の人からするとこんな村にある当たり前の物でいいのかと思う気持ちもあったようですが、かえってそれが私たちを幸せにさせてくれました。海もない群馬県で「マグロ」など出されたら幻滅していたことでしょう。私たちは自然の中で当たり前に存在していますが、当たり前に活かされていることの大切さ、ありがたさを実感できました。
また、宿泊先は民家だったのですが、生の声を聞くことができ村の良さを知るきっかけになったと思います。そもそもみえだは出不精で正直こんな山奥などきたこともありませんから。今回のイベントは立教大学の内山教授の呼びかけに賛同した有志が募ったわけですが、内山先生が初めて村にきた頃には変わった人だと思ったそうです。村の方にはぜひともその方のすばらしさを再認識していただきたい物です。偉い人を連れてきたのはわかるがそれがどんな偉い人なのかよくわかっていらっしゃらないのではないでしょうから。私は内山先生と前回とかちローカルサミットでお会いした程度で関係は薄いのですが、本当に内山先生の偉大さを実感いたしました。
そしてオプションツアーで山登りをさせていただいたのですが、地元の方(おてんまの会というそうです)が同行していただきいろいろご解説をいただきました。おかげで充実した時をさらに満喫することができました。強制参加ではなかったので、また山登りという肉体的な負担を強いるイベントであり、余り参加者がいなかったのですが、参加しなかった方はもったいないなと思います。でもおかげで少人数だったからこそ楽しめたと言うことは確かかもしれません。(修行僧が登頂していた山とのことで、いささか神秘的でもあり、携帯も通じず頼れるのは己のみという環境の中、不自由さを感じることで、悟りを開ける気持ちが少しわかった気がします。あれをヘリコプターで上れば感動はなかったことでしょう。)
みえだはおかげさまで教育関係の知り合いが多く、そういうイベントにも多く出させていただいているのですが、教育現場でも自然教育の大切さは十分わかっているが、それを教えられる教師がいないとどこぞやの教育委員会の偉い方がおっしゃっていたと記憶しています。そういう意味でもああいう自然と共生している方たちは重要だというのに膝元の群馬県内ですら活用されていないのはとても残念です。
大学卒業すれば速教師はよくない。何年か社会経験が必要だとおっしゃっていましたが、まさにその通りです。みえだはさらに官庁も民間経験は必要だと思います。
いい方はそんなところですが、気になったところをいくつかあげると、まず学生さんが結構多くきていたのですが、ちょっと学生さんの尺度では測りきれなかったようです。皆さん同じ意見ばかりでおもしろくないような感想があげられましたが、そうではなく日本(もっと小さく地域でもかまいませんが)をよくしたいと思えば必然と意見が同じになってしまうのであり、そういう共通意識を持つことが一番重要なのです。
自分は体験してみないとわからないことというのはたくさんあると思います。若いときの苦労は買ってでもしろと言うくらいですので、そういう意味でも学生ではわからないことが社会に出たときに、あの発言の真意はこういうことなのかと再認識してもらえたらいいですね。本当は大人も子供も関係なく、もっと生きるための苦労をすべきだと思います。お金を得るための苦労ではなく、あくまでもお金・物は手段だと言うことをつい忘れがちです。(最低でもあの場にきた時点で問題意識を持っているレベルの高い学生なのは確かです。)
もう一つは上野村はもっと東京(都市という意味ではなく人のいるところ)と外交すべきだなと言うことです。村に自信があるので、今の状態でも不満を持っていらっしゃらないようですが、よさをアピールしなければ、良さが伝わるまでには相当の時間を要してしまいます。だからといって政治家頼みにするのではなく、志を高く持ちこのままではいかんと思うその気持ちが人を動かすのです。そしてよい心の共鳴が広がれば必ず社会はよい方向に向かっていきます。そもそもこのイベントすらローカルのテレビだけしか発信しないのはもったいない。自分でビデオをもらいインターネット配信しようと思うくらいの物です。
本当に感謝でいっぱいです。ありがとうございました。
幸せな気分で帰ってきたので、珍しくやんわりコメントです。本当はもっと話したいこともありますが、それは直接聞いていただけるとありがたいです。
みえだ写真集に関連写真あり。
最近のコメント